- 貴船神社 七夕笹飾り
- 貴船神社は、京都の山間部に位置し、京の奥座敷とも呼ばれる場所です。鴨川の源流である貴船川や緑豊かな自然により、夏場でも清涼感に溢れる場所です。貴船神社では毎年7月に夜間特別参拝を実施しています。七夕飾りをライトアップして美しい夏夜を楽しむイベントです。境内を淡く彩る笹と短冊が参拝客を迎えてくれます。
- 市比賣神社 ひいな祭
- あかりをつけましょ、ぼんぼりに。祀られる五祭神全てが女神であることから、女人厄除けの神社とされる市比賣(いちひめ)神社で行われるひいな祭では、雛に扮した人に着付けがされ、五人囃子の笛太鼓に三人官女が舞います。ひな壇に人々が揃い天皇皇后の結婚の儀であったとされる「今日は私のはれ姿」が艶やかに目の前に再現されるのです。
- 神田祭
- 神田祭は京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りのひとつです。天下祭とも呼ばれ、その名称からは江戸幕府の栄華が窺い知れます。平安時代の衣装を身に纏った人々の大行列「神幸祭」は、平安時代の風情が蘇る印象的な光景。神幸祭の翌日には周辺の町からおよそ100基の神輿が担ぎ出され、神田明神へと向かいます。
- 浅草酉の市
- 威勢の良い掛け声と手拍子が鳴り響く酉の市は各地の鷲神社や大鳥神社で江戸時代から続く行事です。鎌倉時代、日蓮大聖人が国家の平穏無事を祈ったところ、11月の酉の日に鷲妙見大菩薩が現れたことに由来します。神社に並ぶ縁起熊手は運をかっ込む、福をはき込むと言う洒落で開運招福、商売繁盛を祈った、江戸っ子らしい縁起物です。
- 松之山 むこ投げ すみ塗り
- 十日町市松之山温泉では、胴上げされた婿を雪の中へと放り投げる奇習があります。一説には略奪婚の名残であり、村娘を他の村のものに取られた腹いせから始まったと言います。また、その後には薬師堂で塞の神を燃やした灰を、おめでとう、と言いながら皆でお互いの顔へ塗り無病息災を祈る、すみ塗りを行います。黒くなった顔を見つめ合い笑顔が広がります。
- 潮来 嫁入り舟
- 潮来の嫁入り舟は、昭和30年代に水路を利用した嫁入りを行っていた風習を現代に残したものです。「水郷潮来あやめまつり」では、100万株の花菖蒲に囲まれて、白無垢の花嫁が水路を渡ります。道行く人々からの祝福を受け、手漕ぎのサッパ舟で花婿の元へ。バージンロードではなく水路を渡るのは、水郷潮来ならではの光景です。
- 高山祭
- 高山祭は、岐阜県で毎年4月に開催される「春の山王祭」と10月開催の「秋の八幡祭」の総称で、日本三大曳山祭、日本三大美祭のひとつとされています。見所は動く陽明門とも呼ばれる祭屋台で、春には12台、秋には11台が絢爛豪華な姿を見せます。夜になると屋台には提灯が灯り、伝統装束を纏った行列は総勢数百名にもなります。
- 農村舞台
- 神社の境内にひっそりと佇む農村舞台が建設され始めたのは幕末期のことといわれています。全国各地に造られた農村舞台の多くが歌舞伎用舞台であるのに対し、徳島の農村舞台は人形浄瑠璃のためのもので、特徴として浄瑠璃語りが座る太夫座があります。毎年約10ヶ所の舞台で行われ全国一の現存数を誇っています。
- 霞ヶ浦 帆引き船
- 霞ヶ浦の帆引き船は、明治から昭和にかけ風力を利用し網を引っ張る帆引き漁法として活躍した船です。現在は観光用の帆引き船が運航されており、霞ヶ浦の湖面を渡る風をうけ白い帆が大空に広がる様子を見学船から眺めることが出来ます。平成30年に霞ヶ浦の帆引き網漁の技術が、国選択無形民俗文化財に選定されました。
- 五山送り火
- 五山送り火は、毎年8月16日に京都の大文字山などで行われるかがり火です。葵祭、祇園祭、時代祭と共に京都四大行事の一つとされていて、五山すべてが京都市登録無形民俗文化財です。お精霊さんと呼ばれる霊をあの世へ送り届ける伝統行事で、東山に大の字が浮かび、他の4つの山にも妙、法、船形、鳥居の形の炎が浮かびます。
- お熊甲祭
- お熊甲(おくまかぶと)祭りは、末社19社が高さ20mの深紅の枠旗と神輿の行列を整え、天狗の面をつけた猿田彦を先頭に「イヤサカサー」の掛け声とともに次々と本社へ向かい、本社では式後、豊作と豊漁の喜びを表し20人の猿田彦が乱舞します。能登が培ってきた文化の多様性を示す貴重な祭りと言えます。
- 仙台七夕まつり
- 仙台七夕は、伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれています。旧暦の7月7日、現在の8月に行われます。星祭りの優雅さと飾りの豪華絢爛さを併せ持つお祭りとして、期間中は街中が色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされ、毎年200万人を超える観光客が集まります。