- 上野恩賜公園の桜
- 上野の山は、江戸時代から桜の名所として知られていました。天海僧正が吉野山から移植させたといわれ、約800本の桜が園内を彩ります。ソメイヨシノだけでなく40種以上の桜が楽しめます。公園中央の桜通りが有名ですが、不忍池、国立博物館もとてもきれいです。
- 隅田公園 東京スカイツリーと桜
- 隅田公園は隅田川沿い、浅草側と左岸の向島にあります。夏の隅田川花火大会が有名ですが、春は東京スカイツリーと桜のコラボレーションのベストスポットでもあります。公園内の庭園は水戸徳川邸内の池などを利用して造られています。関東大震災後で屋敷が全壊するまで代々ここに住んでいたと伝えられています。
- 日本橋江戸桜通りの夜桜
- お江戸日本橋、西は常盤橋から東の昭和通りまで、大通りと老舗の路地を桜並木が続きます。江戸時代の市川團十郎のお家芸、助六由縁江戸桜にちなんで名づけられたといいます。特に中央通り西の日本橋三越本店本館、三井本館など石造りの歴史的建造物が建ち並ぶ道はライトアップされてとても美しくなります。
- 千鳥ヶ淵の雪桜
- 何年かに一度、東京では桜が咲いた後に雪が降ることがあります。2020年にも満開の桜に雪が積もりました。皇居のお濠の深い緑と、桜のピンク、白い雪が幻想的な風景を創り出します。古くから、桜の時期に雪が降ることを「桜隠し」といい、春の季語でもあります。
- 中秋の名月
- 十五夜(中秋の名月)は四季の中でも特に月がきれいに見える日。日本では古くから月を愛でる風習がありました。お供えのススキは稲穂に似ているから収穫を祈るものとして。また魔除けとして。丸い月見団子は十五夜にちなんで十五個山のように積みます。
- 小田急夕日
- 東京からは富士山の良く見える場所がいくつかあります。小田急線世田谷代田駅前もそうです。
家路につく人たちを乗せ、富士山に向かって進む小田急線と、富士山の方向に沈む夕日。年に2回ダイヤモンド富士も見ることができます。ビルが建ち並ぶ前は東京の至る所から富士山が見えていたのでしょう。
- 等々力渓谷
- 田園調布や自由が丘のすぐ近くに、ここは東京か? と思わずにはいられない場所があります。等々力渓谷はたくさんの車が走る環八通りの下を流れます。清流と併せて、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉と四季折々の自然を感じることができます。古墳時代の横穴式のお墓も発見されています。
- 多摩川台公園の紫陽花
- 多摩川沿いの大田区多摩川台公園には、7種3000株の紫陽花が咲き誇ります。額あじさいは日本原産の花。花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では、額咲きと呼ばれます。花序が球形ですべて装飾花となったおなじみのアジサイは、手まり咲きと呼ばれます。
- 神田祭
- 神田祭は京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りのひとつです。天下祭とも呼ばれ、その名称からは江戸幕府の栄華が窺い知れます。平安時代の衣装を身に纏った人々の大行列「神幸祭」は、平安時代の風情が蘇る印象的な光景。神幸祭の翌日には周辺の町からおよそ100基の神輿が担ぎ出され、神田明神へと向かいます。
- 浅草酉の市
- 威勢の良い掛け声と手拍子が鳴り響く酉の市は各地の鷲神社や大鳥神社で江戸時代から続く行事です。鎌倉時代、日蓮大聖人が国家の平穏無事を祈ったところ、11月の酉の日に鷲妙見大菩薩が現れたことに由来します。神社に並ぶ縁起熊手は運をかっ込む、福をはき込むと言う洒落で開運招福、商売繁盛を祈った、江戸っ子らしい縁起物です。
- 目黒川の桜
- 春になると一本の川を覆い尽くすかのように桜が咲き誇ります。目黒川周辺は東京らしいお店やビルが立ち並ぶ場所ですが、一本道が変わると景色が一変するのです。大橋から下目黒までのおよそ4kmを彩るのは800本のソメイヨシノ。夜にはライトアップがされ昼間とはまた違う幻想的な光景を楽しむことができます。
- 国営昭和記念公園のイチョウ
- 立川にある昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年の記念で造られた国営公園です。園内には、「かたらいのイチョウ並木」と、「カナールイチョウ並木」があり、シーズンには黄金色の絨毯の銀杏トンネルを見るために、多くの人が訪れます。爽やかな秋晴れの青色とイチョウ並木の輝く黄金色が、美しいコントラストを生み出します。