水景色
- 石川 能登 七尾湾
- 能登の里山里海、として世界農業遺産に認定されたのは平成23年でした。この地は漁や海上航路の起点として昔から貴重な場所です。「内浦」と呼ばれるリアス式海岸の入り組んだ地形、遠浅の海が豊富な資源をもたらしています。また、穏やかな気候は農業も発展させ、海には牡蠣棚、里には棚田が景色としても人を楽しませています。
- 富山 雨晴海岸
- 万葉集で有名な大伴家持もここの絶景に多くの歌を読んだとされる雨晴海岸。世界でも海岸から3000m級の山々を観れるのは珍しく、富山湾の背後にそびえる立山連邦や海岸にたたずむ女岩に魅せられます。変わった名前の由来は一説として海岸にあった岩「義経岩」で落ちのびる義経が雨宿りをし、晴れるのを待ったことからと言われます。
- 石川 千里浜なぎさドライブウェイ
- 千里浜なぎさドライブウェイは、日本海に面した全長約8kmの長い海岸の砂浜をドライブできる国内で唯一の場所です。1968年に国定公園の指定を受けた能登半島の一部で、石川県屈指の景勝地として知られています。海に沈む夕日を見ながらのドライブもできます。
- 新潟 清津峡渓谷トンネル
- 日本三大渓谷の一つ、清津峡渓谷。雄大な岩礁と清流からなる日本有数の景勝地です。特徴的な柱状節理の断崖と清津川の清流が織りなす絶景を安心して鑑賞できるように作られたポイントが清津峡渓谷トンネル。しかしこのトンネルが有名なフォトジェニックポイントになりました。
- 和歌山 和歌の浦
- 和歌浦湾はシラスなどが取れる資源豊かな港であると共に国指定の名勝です。和歌浦市南岸の景勝地の総称として和歌浦湾と呼ばれます。太古の昔、聖武天皇も魅せられたと言われる、玉津島山と呼ばれる岩山や不老橋の元を流れる和歌川の河口から望む干潟。そしてそこから見る美しい日の出日の入など、和歌浦十景と呼ばれる景色に人々は心奪われます。
- 広島 鞆の浦
- 福山市鞆の浦は、現在は港周辺の市街を含めた範囲を呼ぶことも多いが、本来は「鞆にある入り江」という意味であり、鞆港を中心とした海域を指します。沿岸部と沖の島々一帯は「鞆公園」として国の名勝および瀬戸内海国立公園に指定され、映画「崖の上のポニョ」の舞台としても有名になりました。
- 沖縄 万座毛の夕日
- 万座毛は、琉球石灰岩の断崖と広大な芝生からできており、琉球国王の尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したことから万座毛と名付けられたと伝えられています。象のような形の愛らしい岩と、眼下に美しい海が広がる、絶景ポイントは夕日の名所でもあります。
- 沖縄 ブセナ海中公園
- ブセナ海中公園は沖縄県北部名護市に位置し、透明度が高くさまざまな海の生物が生息しています。ブセナ岬の突端から伸びる170mの橋の先にあるのが沖縄本島唯一の海中展望塔。クジラ型遊覧船はボート中央の船底がガラス張りで、潮風を感じながら珊瑚礁と生息する熱帯魚を鑑賞できる海中探訪が満喫できます。
- 山梨 忍野八海
- 富士山の伏流水に水源を発する湧水池、その代表的な湧水池が忍野八海です。富士山の雪解け水が数十年の歳月をかけてろ過され、澄み切った水となり湧く忍野八海は、美しく神秘的であり、移り変わる四季に彩られた富士を水面に映しこむ姿は訪れた人々を魅了します。
- 栃木 奥日光 湯滝
- 奥日光三名瀑のひとつ湯滝は、高さ70メートル、長さ110メートルの滝で、三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちる迫力満点の滝です。湯滝とあるが流れ落ちるのは水。戦場ヶ原を流れる湯川となり、竜頭の滝を下って中禅寺湖へ流入します。
- 栃木 那須塩原 回顧の滝
- 尾崎紅葉の金色夜叉でも紹介された塩原を代表する滝です。全長100m、高さ30mの回顧の吊橋を渡ると観瀑台があり、そこから滝を眺めることができます。水晶のすだれをたらしたような滝は、「去る旅人が振り返らずにいられない」と言われたことから、この名が付きました。四季折々に姿を変える渓谷美に出会うことができます。
- 山形 鳥海山 胴腹滝
- 遊佐町は町中のいたるところから湧水が出ます。その中でも遠方からもおいしい水を求めて、人々が集う場所が胴腹滝です。「胴腹滝」という名前は、鳥海山の伏流水が山腹から湧き出している様子を、身体の「どうっぱら」から湧き出しているという例えで名づけられ、このことから安産の神としてもあがめられています。