- 島根 世界遺産 石見銀山
- 2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産に登録された石見銀山。大航海時代、ヨーロッパでは、日本の銀鉱山として唯一知られていた場所でした。
16世紀頃の最盛期には、世界の銀産出量の3分の1を占めた日本産銀の大部分が、石見銀山のものであったと言われています。
- 島根 世界遺産 羅漢寺
- 銀山で亡くなった人々の霊と、先祖の霊を供養するため建立された「羅漢寺」。境内には、五百羅漢や大宝筐印塔などの文化財があります。羅漢寺の本堂には、降三世明王、大元帥明王、阿弥陀如来が祀られています。本堂の天井絵には鳴き龍が描かれており、これは、その昔石見銀山で暴れていた龍を、退治して封印したものと言われています。
- 島根 世界遺産 五百羅漢
- 羅漢とは、仏教において悟りの境地に至り、人々から尊敬や施しを受けるに値する聖者のこと言います。羅漢寺の中には501体の石仏が安置されており、そのどれもが違った表情や姿勢をしています。そして、そのことから、亡くなった父や母、わが子の面影に会えると言われています。
- 奈良 高松塚古墳
- 1962年、村人が埋葬施設である古墳の一部を見つけ、1970年から本格的な発掘調査が行われました。奈良時代頃から古墳の規模が小さくなっていくと石室内には華麗な壁画などが見られるようになります。その中で有名なのが国宝にもなっている高松塚古墳の女子群像です。
- 奈良 玉置神社
- 崇神天皇が早玉神を祀ったことに始まるこの地では、本殿と共に末社の玉石社を詣でます。
玉石社は社殿がなく、古い信仰様式を今に伝える聖地なのです。玉置神社は大峯奥駈道の、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の行場の一つであり、樹齢3000年の神代杉などを有する森の中を行くと、古の修験者を思い浮かべます。
- 奈良 春日大社 節分万燈籠
- 春日大社の歴史は奈良に都ができたおよそ1300年前に始まります。現在までに3000基におよぶ燈籠が寄進されており、人々の春日への信仰の深さがうかがえます。この万燈籠に年に2度火が灯され、静かな夜に浮かび上がる朱の柱や白い壁の荘厳な社殿からは奈良、平安から続く、悠久の情緒を感じることができます。
- 京都 平等院鳳凰堂
- 賑やかな街中から少し離れた宇治にある平等院。ここは平安時代の貴族の別荘地でありました。乱れた世にあって極楽浄土を願う人々の浄土信仰が反映された華やかな文化が見られます。
幾度となく戦火を逃れ、幸せの前兆に現れるという鳳凰を戴く平等院の祈りは、現代においても、十円玉に、そして一万円札にも刻まれています。
- 京都 世界遺産 龍安寺 石庭
- 室町時代、細川勝元によって創建された龍安寺。枯山水の方丈庭園(石庭)は世界遺産にも登録されています。今では世界に広がる禅ZENの世界を表現したと言われ、静寂と15の石で作られた小宇宙が心を静めてくれます。15の石は、どの位置から見ても一度に全ての石が見えない、不完全な美が、また不完全な物でも満足する「足るを知る」の教えが表されています。
- 京都 東寺の桜
- 弘法大師空海によってもたらされた真言密教始まりの地は創建からおよそ1200年。1994年に世界遺産に登録されました。時の権力者によって何度も復興を遂げた五重塔が有名ですが、空海の住房でもあった国宝の御影堂では、今でも毎朝6時から、一の膳、二の膳、お茶をお供えする生身供が行われています。
- 山梨 河口湖 富士と桜
- 河口湖は富士五湖のひとつ。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の1つとして世界文化遺産に登録されています。湖畔には200本以上の桜が植えられ、湖を渡る風に揺られ美しい風景を見せてくれます。穏やかな気候の時には湖面に映る逆さ富士を見ることもできます。
- 京都 下鴨神社 蹴鞠初め
- 下鴨神社の正式名称は賀茂実御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言い、その歴史は紀元前90年にまで遡り、京都で最も古い神社として広く知られています。蹴鞠は貴族たちのスポーツとして平安時代に普及し、現在では古典伝統芸能として尊ばれ、毎年1月4日に奉納されています。
- 岐阜 世界遺産 白川郷
- 大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、美しい景観が評価され、1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、世界遺産に登録され、国内外から毎年多くの観光客が訪れています。