- 和歌山 世界遺産 補陀洛山寺
- 補陀落山寺は天台宗の寺院です。補陀落というのは、サンスクリット語で観音浄土を示しています。境内はユネスコ世界遺産の一部として登録されています。補陀落山寺は、補陀落渡海と呼ばれる修行の出発点の寺で、平安期から江戸期には、全長わずか6mほどの渡海船に乗り、観音浄土を目指す帰らぬ旅に出ていたと言われています。
- 山形 鳥海山 丸池様
- 鳥海山の麓にひっそりとたたずむ「丸池様」。この神秘の泉は、透明度の高い湧水が絶えず循環しているために、木も朽ち果てることなくずっと沈んでいます。水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えます。鳥海山大物忌神社の境内地であるため手つかずの社叢が残っています。
- 和歌山 那智の火祭
- 那智の火祭りは正式名称「扇祭」と呼ばれ、無形民俗文化財に指定されています。水を生命の源、火を万物の活力と見立て、五穀豊穣を祈念する祭りです。白装束を着た男性が重さ50㎏にも及ぶ燃え盛る大松明を担ぎ、那智の滝に続く石段をハリヤーの掛け声と共に練り歩きます。12体の扇神輿には熊野の神々が宿るとされています。
- 大阪 星田妙見宮 七夕祭
- 星田妙見宮は交野ヶ原にある1200年以上の歴史ある社です。交野ヶ原は、古来より羽衣伝説や七夕伝説が語られ、七夕ゆかりの地とされています。星田妙見宮では、毎年7月に天地の恵みや祖先の恵みに感謝をし、厄除開運をお祈りする七夕祭りが催されます。管弦演奏や太鼓奉納なども行われ、夜には七夕飾りのお焚き上げがされます。
- 大阪 勝尾寺
- 勝尾寺は高野山真言宗の寺院です。西国三十三所の第23番札所にあたります。清和天皇の病気平癒祈祷のため「勝」という字を使った名称が付けられました。勝ち運信仰の歴史ある寺院で、境内には勝ちダルマが多数納められています。ダルマは自分という意味で、目標を果たすため自身の努力を惜しまない事を誓う意味があります。
- 大阪天満宮
- 大阪天満宮は「天満の天神さん」という呼び名で親しまれています。毎年7月に行われる天神祭は日本三大祭の一つです。菅原道真公ゆかりの地であり、道真公の死後、大将軍社と呼ばれていた境内に一夜にして七本の松が生え、夜ごとその梢を光らせたという伝説が残ります。道真公にちなんで、学問と芸能を司ると言われています。
- 群馬 一之宮貫前神社
- 約1500年の歴史を持つとされる、貫前神社。名前は「ぬきさきじんじゃ」と読みます。全国的にも珍しい下り宮で、参道を下って本殿にお参りをします。
この貫前神社は、宮崎の鵜戸神宮、熊本の草部吉見神社とともに、日本三大下り宮のひとつとされています。また、ここでは、鹿占神事などの珍しい祭礼などが年間約70回も行われています。
- 静岡 法多山尊永寺 万灯祭
- 法多山尊永寺は高野山真言宗の別格本山です。法多山では7月10日が1年で最もご利益のある日とされています。また、この日に本尊厄除観世音に灯りを献することでご利益は倍増するとも言われています。万灯祭は本堂前に何千基もの灯籠が奉納される夏の風物詩です。境内に灯る幻想的な灯籠の他にも、寄席などの催しで賑わいます。
- 奈良 清納の滝
- 清納の滝は豊富な水量と広い滝壺を持ち、別名「瀬野の滝」「マイナスイオンの滝」と呼ばれています。落差は15mほどですが、水量が多いため水しぶきが広く霧状に降り注ぎます。関西屈指の避暑地で、青く澄んだ滝の近くには「大野出合のヴィーナス」と呼ばれる女性のように見える岩もあり、見ると幸運になるとされています。
- 東京 浅草寺ほおずき市
- 浅草寺のほおずき市は、1日で46000日分の功徳を得られるとされる縁日に合わせて行われるものです。46000日というのは、126年、つまり人間の一生分以上の功徳が得られる日であると言えます。ほおずきは健康祈願や、盆の棚飾りに用いられます。境内には朝から晩まで、ほおずき売りたちの賑やかな声が響き渡ります。
- 東京大神宮 七夕飾り
- 東京大神宮では、毎年7月に七夕祈願祭を行います。これは心願成就と除災招福を願う祭りです。織姫星と彦星が年に一度7月7日の夜に再会するという伝説になぞらえて、短冊に願い事を書き、笹竹に結び付けます。沢山の願いが吊るされた笹竹は東京大神宮の拝殿前に飾られ、夜には幻想的な雰囲気を纏ってライトアップされます。
- 東京 浅草 三社祭
- 三社祭は浅草神社で毎年5月に3日間を通して行われる勇壮な祭り行事です。東京の初夏を代表する風物詩のひとつとして広く知られています。
囃子屋台をはじめ、華やかな舞いを踊る大行列が浅草の町を練り歩きます。また、伝統的な式典が行われたり、戦前に徳川家光公より寄進された歴史ある神輿の担ぎ出しがされたりします。